記録と伝承
ダークの手紙
元気にしているか。
先日は本当に世話になった。
君とウルド様には感謝してもしきれない。
集会所から戻った後、石化魔法のおかげでかなり体力が回復したようだった。
だから村のことも手伝い、小遣い稼ぎもして活発に動いていたんだ。
そして最近、住民を苦しめていたやつらを数人、懲らしめてやったんだ。
戦いの途中で少し傷を負った。
ところで…その後、傷が癒えずにいるんだ。
余計な心配をしているのかもしれないが、
カラースの症状の一つが、傷が治らないということだ。
治療しても傷が化膿し、血が止まらないんだ。
まあ、杞憂であればいいのだが。
それでも、もしものことを思って君に手紙を書いている。
もしこの手紙の後で私の消息が途絶えたら…必ず私を探し出してくれ。
前に言った通り、私の最期は…君に託したいんだ。
追伸。
もちろん、この考えはすべて私の心配のしすぎであってほしいと願っている。
だから君に会ったら、こんな風に見えても実は怖がりなんだよ、と笑いながら話したいんだ。
笑って話せるよな…?