記録と伝承
ズミオン古書
<ズミオン聖物保存リスト>
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息吹の輪
ズミオンが初めて空を飛んだ日に着用していたブレスレットである。
この日以来、手放さなかった聖物だったと伝えられている。
彼女にとってそれは単なる装身具ではなかった。
ディーヴァの自尊心と自由を共に刻印した信念のマーカーであった。
ズミオンの儀式でブレスレットを着用する。
このブレスレットを嵌めることは、天を目指す者の決意を意味していた。
信者たちの間では、このブレスレットを息吹の輪と呼んでいた。
ズミオンの願いと精神を象徴する聖物として伝わっている。
ブレスレットを装着した者は、しばしば耳元でかすかな風の音を聞くと言われている。
これはズミオンが過ぎ去った空のささやきなのだと言われた。
あるいは、資格ある者を見分ける時に聞こえる声とも言われている。
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