記録と伝承
ズミオン入門書
浄化の始まり:己と向き合う儀式
正式な司祭になろうとする者は、必ず自らの浄化から始めねばならない。世界を治癒するには、まず自らの心を正さねばならない。
心の奥底には、誰もが目を背けたくなる影がある。
恐怖、後悔、怒り、喪失、無力感。
それらは決して弱さではなく、まだ全てに向き合えていない真実だ。
儀式の炎は浄化の火鉢の上で燃え上がる。
火を灯し向き合うべきは、まさに自らの内面に隠れていた影である。
その影は過去の傷であり、現在の欠如であり、これから直面すべき試練かもしれない。
この影に立ち向かうのは、一人の力では到底及ばない。
我々は独りで立ち向かう者ではない。
共に戦う者たちの信念と勇気が傍にある時、儀式は初めて完成する。
この儀式は共同儀式である。
真心をもってズミオン様の道を歩もうとする者ならば、同行の手を差し伸べることを躊躇してはならない。
浄化とは、自分を欺かないことから始まる。