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記録と伝承

クラオ研究記録書

クラオ研究成果報告

I. 序論

生命変異分野においてレパル団以上の成果を成し遂げた団体はアトレイアには存在しない。
主席研究員として、数百年の歳月をかけて蓄積してきたレパル団の研究結果に一役買えたことを嬉しく思う。
偉大なる初代レパル様と現首長様に、このすべての研究成果を捧げます。

II. クラオについて

- クラオは透明で強度が高い鉱物だ。地中深くで形成された超高圧鉱物であり、埋蔵量が豊富で入手が困難ではない。
- 主に防具の原材料として使用され、貴金属や他の材料としての利用価値が低いため、注目されていなかった鉱物だ。
- クラオが特殊な鉱物として認識され始めたのは、今から約200年前に赤いクラオが発見されてからである。
- 200年前、イシュタル軍団はベルテロンにドラナ栽培地帯を造成し、ドラナの影響圏に晒された土壌を中心に変成反応が現れ始めた。
- その中で、ドラナ地域で発見された赤いクラオは、外部の衝撃を吸収せずに跳ね返す性質が発見された。
- これに注目した一部のレパル実験団(以下クラオ研究団)は、クラオ地層が発達した自然洞窟内に実験室を設け、新種変異体の研究を継続した。

III. クラオ実験の概要

- 古代変異生命体研究では、生命体のオード循環を遮断することで、その生命体が持つ固有の機能を強化する事に成功した。
- これを受けて、クラオ研究チームは、極端にオードが不足する条件下で、ドラナの含有量を段階的に増加させる変異適応実験を実施した。
- 自然にドラナに長期間さらされたディーヴァは、死亡することなく適応する能力を有している。
- これらを考慮し、クラオ移植を皮切りに、ドラナを直接注入する強化実験まで、研究段階を分けて実施した。

IV. クラオ実験体の分類

- 実験体(1期)
クラオ結晶移植後の適応期が過ぎると、皮膚強度が高まり、身体末端から粒子化現象が現れた。
人体を模した形状を維持し、磁場を帯びて空中移動も可能である。
しかし認知能力がほとんど残っておらず、学習や指導が不可能である。

- 実験体(2期)
基本的な性質は第1期と同一である。しかし、これまで他の生命体間の遺伝子移植後に現れていた拒絶反応が著しく減少した。
各生命体の部位を移植して強化する身体実験が加速され、半人半獣の外形を安定的に維持する実験体の数も増加した。
認知能力も第1期実験体に比べれると存在はしているが、断片的な意識反応に過ぎず、何よりも解離性人格が観測された。
一部の実験体は「私たち」という複数形の表現を使用する特徴を示した。
当該現象はベルクの項目で追加記述する。

V. ベルク

ベルクは有機生物体を基に作られた金属製の兵器と定義する。
クラオ実験体は、人体において強化された皮膚組織が分裂と合成を繰り返しながら完全に結晶化した状態である。
その中でも自らクラオ粒子の破壊と成長を繰り返す特殊個体をベルクとして分類する。
ベルクはクラオ オーブを中心に包み込む形で軌道を移動可能である。無機物であるにもかかわらず、反応実験を通じて神経系物質が粒子に伝達されることが確認された。

ベルクは実験体の中で唯一高い知能を持ち、誘導装置を通じて対人兵器として実用化が期待されている。
しかし第2期実験体と同様に多重人格が観測されたため、特別な管理が必要だ。

AION 2(EU)クライアントのデータ、抽出 2026-10-11. AION 2 © NCSOFT.